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日语阅读:阿Q正传(六)

2006-06-01 01:42   我要纠错 | 打印 | 收藏 | | |

  しかし彼は、もう出て行くまいと決心して、そのまま自分のネグラへ引き返した。

  地蔵堂の内部はさらに暗かった。彼は、門をかって、手探りで自分の部屋へはいった。

  横になって、しばらくすると、ようやく気が落ち着いて、自分のことも考えられるようになった。

  白兜白鎧の人は、明らかに来たのである。しかも、彼を誘いにはやって来なかった。

  分取り品をたくさん運び出したが、そのなかには彼の取り分はない‥‥‥思えば憎むべきは、

  にせ毛唐が自分に謀叛を禁じたことである。

  もしそうでなければ、こんな場合に、分け前がないことが、どうしてありえよう。

  思えば思うほどに癇にさわって、しまいに煮えくりかえるように腹が立った。

  彼は、いまいましそうに首をふって、つぶやいた。「おいらに謀叛させないで、自分だけ謀叛する気か。

  こん畜生のにせ毛唐め‥‥‥よし、謀叛してみろ。謀叛は首をちょん斬られるんだぞ。恐れながらと訴えてやるからな。

  てめえなんか、城内へ引っ張って行かれて、首をチョンだ‥‥‥親子もろともだ‥‥‥バサリ、バサリ」

  第九章 大団円

  趙家の掠奪事件は、多くの未荘人を痛快がらせ、かつ恐怖せしめた。阿Qも痛快がり、かつ恐怖した。

  だが四日目には、彼は突然、夜中に捕らえられて県城へ連れていかれた。その晩はちょうど闇夜であった。

  一隊の兵士と、一隊の自警団と、一隊の警察と、五人の探偵とは、ひそかに未荘へ繰り込み、

  夜陰に乗じて地蔵堂を包囲し、正面入り口へ機関銃を据えつけた。ところが阿Qは、飛び出して来なかった。

  いくら待っても、音沙汰がない。隊長はじれた。ついに二千貫の賞金を懸けたので、

  はじめて二人の自警団員が危険を冒して壁を乗り越え、内外呼応して一挙に踏み込み、阿Qを引っ張り出した。

  地蔵堂からつまみ出されて機関銃のそばまで来たとき、彼はようやく目が醒めかけた。

  城内へはいるころは、もう昼近かった。自分が、とある古ぼけた役所の門をくぐり、五、六回まがり、

  小さな部屋へ押し込まれたことを阿Qは知った。彼が?うしろから押されてよろめいた途端に、

  丸太で組まれた網戸が彼の足元で閉じた。奥の三方は全部壁であった。よく見ると、部屋の隅にふたりの先客がいた。

  阿Qは、不安ではあったが、苦しくはなかった。彼の地蔵堂の寝室だって、

  別にこの部屋より居心地がいいわけではなかったから。ふたりの先客も田舎者らしく、

  ぼつぼつと彼に口をきくようになった。ひとりは、祖父の代に滞納した小作料のことで挙人旦那から訴えられたといった。

  もうひとりは、何のことだかわからないと言った。先方でも阿Qに尋ねるので、阿Qははっきり答えた。

  「謀叛しようと思ったんだ」

  午後、彼はまた網戸の外へ引っ張り出された。広間へ行ってみると、頭をテカテカに剃った老人が正面に座っていた。

  坊さんだろうか、と阿Qは思った。だが、下手の方を見ると、兵隊がいるし、机の横にも、

  長衣を着た男が十数人立っている。老人と同じように頭をテカテカに剃ったのもいるし、

  一尺近くもある長い髪を肩へ垂らした、にせ毛唐そっくりのもいる。一様に横柄な顔つきで、

  おこっているようにじろっと彼の方を見た。これはきっと曰くのある人にちがいない、と彼は思った。

  その途端に、膝(ひざ)関節がひとりでに慄え出して、思わず彼はひざまずいてしまった。

  「立て。座るんじゃない」長衣を着ている男たちがどなった。

  阿Qは、その意味がわかるような気がしたが、どうにも立っていられなくて、からだがひとりでにまがって、

  そのはずみで、ついにはいつくばってしまった。

  「奴隷根性!‥‥‥」また長衣の男が、吐き出すようにそう言ったが、もう立てとは言わなかった。

  「まっすぐ白状するんだぞ。痛い目を見ずに済むからな。何もかも存じておるのだ。

  白状すれば許してもらえるぞ」坊主頭の老人が、じっと阿Qの顔に目をそそいで、落ち着いた、

  はっきりした口調でそう言った。

  「白状しろ」と、長衣の男も大きな声を立てた。

  「わしぁ‥‥‥ほんとは自分の方から‥‥‥」無我夢中でしばらく考えていてから、

  阿Qはやっとぽつりぽつりしゃべり出した。

  「では、なぜやらなかったのだ」老人は、おだやかに尋ねた。

  「にせ毛唐が、いけないって言いました」

  「ばか言え。いまになって、もう遅い。仲間はどこに隠れておるか」

  「何‥‥‥」

  「あの晩、趙家を襲った一味だ」

  「奴ら、わしを呼びに来なかった。勝手に運んでしまいやがった」思い出しただけでも、阿Qは腹が立った。

  「どこへ運んだのだ。言えば釈放してやるぞ」老人はますますおだやかである。

  「知らない‥‥‥呼びに来ないのだから‥‥‥」

  老人は目配せした。阿Qはまた網戸の檻のなかへ連れ戻された。

  彼が再び網戸から引き出されたのは、次の日の午前であった。

  広間の様子は、以前と同じであった。上手には、やはり光頭の老人が座っていた。阿Qもやはりひざまずいた。

  老人はおだやかに尋ねた。「何か言いたいことはないか」

  阿Qは考えてみたが、何もなかった。そこで「ない」と答えた。

  すると、長衣を着たひとりの男が、一枚の紙をもって、それに筆一本添えて、阿Qの前に差し出して、

  筆を彼の手に握らせようとした。このときの阿Qの驚きようは、まるで「魂が抜ける」ほどであった。

  何しろ、彼の手が筆と関係を持つのは、このときがはじめてであった。

  どう握っていいものか、ただおろおろしていると、その男は、一ヶ所を指差して署名しろと言った。

  「わ‥‥‥わしは‥‥‥字を知らない」阿Qは、筆をわしづかみにして、おそるおそる、はずかしそうに言った。

  「じゃ、何でもいい、マルを書け」

  阿Qは、マルを書こうと思った。筆を握った手は、慄えるばかりである。すると、その男は、紙を下へ展べてくれた。

  阿Qは、かがみ込んで、渾身の力をふりしぼって、マルを書いた。

  人に笑われまいと思って、まんまるく書くつもりだったが、この憎らしい筆は、重いばかりか、言うことをきかない。

  やっと慄えながらも、どうにかつながることはつながったが、その途端に筆が跳ねて、カボチャの種のような恰好になってしまった。

  うまくマルが書けなかったことを恥ずかしがっている阿Qにおかまいなしに、その男は、さっさと紙や筆を持って行ってしまった。

  おおぜいのものが、もう一度彼を檻のなかへ送り込んだ。

  再度檻の中へ送り込まれても、彼は大して苦にはならなかった。

  人間として生まれた以上、たまには檻へぶち込まれることもあるだろうし、たまには紙にマルも書かせられよう。

  ただ、そのマルが歪(ゆが)んだことだけは、彼の「行状」に汚点を印すものである、と彼は考えた。

  が、まもなく、その考えも釈然とした。バカヤローであってこそ、まんまるいマルが書けるんだ、と彼は考えた。

  そして睡ってしまった。

  ところが、この晩、挙人旦那は睡ることができなかった。彼は、隊長に向かっ腹を立てたのである。

  挙人旦那は、まず贓品の詮議が大事だと主張した。隊長は、こらしめが大事だと主張した。

  ちかごろ隊長は、挙人旦那を軽く見る傾きがある。机を叩いたり椅子を蹴ったりして、こう言うのだ。

  「一人罰すれば百人のいましめです。いいですか、私が革命党になって二十日そこそこの間に、

  もう強盗事件が十数件、全部迷宮入りですよ。まるで顔が立たんじゃないですか。

  せっかくつかまえたと思えば、のんきな話をされたんじゃ‥‥‥いけませんよ、これは私の権限ですからね」挙人旦那はぐっと詰まった。

  しかし、自説は枉(ま)げないで、もし贓品の詮議をやらぬなら、自分は民政係の職を即刻辞さなければならぬといきまいた。

  ところが隊長は「ご随意に」とつっぱねたので、その夜、挙人旦那は一睡もできなかったのである。

  しかし、さいわい次の日も辞職しなかった。

  阿Qが三回目に檻から引き出されたのは、挙人旦那が一睡もできなかった夜のあくる日の午前であった。

  広間へ行くと、上手にはいつもの光頭の老人が座っていた。阿Qもいつもの通りひざまずいた。

  老人はおだやかに尋ねた。「何か言いたいことはないか」

  阿Qは考えてみたが、何もなかった。そこで「ない」と答えた。

  おおぜいの長衣を着た男と、短衣を着た男とが、たちまち彼に、何か字の書いてある金巾の白い袖無しを着せかけた。

  阿Qは、気が腐った。まるで喪服そっくりだ。喪服なんか、えんぎでもない。

  だが、途端に彼の両腕は後ろ手に縛られ、途端に役所の門から突き出されてしまった。

  阿Qは、一台の幌(ほろ)なしの車に担ぎあげられた。短衣の男が数人、同じ場所へ乗り込んだ。

  車はすぐ動き出した。前方には、鉄砲を担った兵隊と自警団がいた。

  両側には、ぽかんと口を開けている見物人の群れがいた。後方はどうか。阿Qは振り向いて見なかった。

  だが彼は、急にハッと気がついた。これは首をちょん斬られに行くのではないか。

  しまった、と思う途端に目がくらんで、耳の中でガーンと音がして、気が遠くなりかけた。

  だが、全然気が遠くなったのではない。いたたまれぬ焦燥に駆られるかと思うと、またクソ落ち着きに落ち着いたりした。

  彼の意識の底では、人間と生まれたからには時には首をちょん斬られることもないわけではあるまい、という感じがぼんやりしていた。

  それでも道だけは見分けられた。どうも変である。なぜ刑場のほうへ行かないのだろう。

  それが示威のための引き廻しであることを彼は知らなかったのである。

  だが、たとい知ったとしても、同じことだろう。

  人間と生まれたからには、時には引き廻しにあうこともないわけでもない、と彼は考えたにちがいないから。

  彼は気がついた。これは遠回りして刑場へ行く道だ。てっきり「バサリ」で首をちょん斬られる。

  悲しそうな目で彼は左右を見まわした。ぞろぞろ蟻のようにたかっている見物人。

  ふと、思いがけなく、彼は路傍の群集のなかに、呉媽の姿を発見した。ほんとに久しぶりだった。

  さては城内へ稼ぎに来ていたのか。阿Qは、急に自分が悄然として歌ひとつうたえずにいることが恥ずかしくなった。

  彼の思考は旋風のように頭の中を駈け巡った。「若後家の墓参り」は勇ましくない。

  「竜虎の戦い」のなかの「悔ゆとも詮なし‥‥‥」も弱々しい。やはり「鉄の鞭をば振り上げて」にしよう。

  彼は手を振り上げようとした。はじめて手が縛られていることに気がついた。これで「鉄の鞭をば」もオジャンだ。

  「二十年目には生まれかわって男一匹‥‥‥」思いまどううちに、生まれて一度も口にしたことのない死刑囚の決り文句が「師匠いらず」に口から飛び出した。

  「よう、よう」群集中から、狼の遠吠えのような声が起こった。

  車は休みなく前進していた。阿Qは、喝采の声を浴びながら、目をきょろきょろさせて呉媽の姿を探した。

  呉媽は少しも彼に気がつかぬように、兵隊の背中の鉄砲にうっとりと見とれていた。

  阿Qはそこで、喝采した人々の方をもう一度眺めた。

  その刹那、彼の思考は再び旋風のように頭のなかを駆け巡るような気がした。

  四年前、彼は山の麓で、一匹の飢えた狼に出会ったことがある。

  狼は、近づきもせず、遠のきもせず、いつまでも彼の後をつけて、彼の肉を食おうとかかった。

  彼は、恐ろしさに生きた空もなかった。さいわい、鉈(なた)を一丁手にしていたので、

  そのお陰で肝を鎮めて、どうにか未荘まで辿りつくことができた。

  しかし、そのときの狼の眼は、永久に忘れられない。

  残忍な、それでいて、びくびくした、キラキラ鬼火のように光る眼、それは、はるか遠くから、

  彼の皮肉を突き刺すような気がしたものであった。ところが、今度という今度、これまで見たこともない、

  もっと恐ろしい眼を、彼は見たのである。にぶい、それでいて、刺のある眼。

  とうに彼の言葉を噛み砕いてしまったくせに、さらに彼の皮肉以外のものまで噛み砕こうとするかのように、

  近づきもせず、遠のきもせずに、いつまでも、彼の後をつけてくるのだ。

  それらの眼どもは、スーッと、ひとつに合わさったかと思うと、いきなり彼の魂に噛みついた。

  「助けて‥‥‥」

  だが阿Qは、口に出しては言わなかった。彼は、とっくに眼がくらんで、耳の中でブーンという音がして、

  全身こなごなに飛び散るような気がしただけである。

  当時の影響について言えば、もっとも大きな影響を蒙ったのは、むしろ挙人旦那であったろう。

  贓品の詮議が行われなくなったためで、そのため一家を挙げて号泣した。その次は趙家であった。

  秀才が城内へ訴えに行ったとき、よからぬ革命党のために辮髪を切られてしまった。

  そればかりでなく、二十貫の懸賞金をしぼられたからだ。そのため、これも一家を挙げて号泣した。

  この日を境として、彼らは次第に遺老的な気持ちになり出した。

  輿論はどうかというと、未荘では、一人の異論もなく、当然、阿Qを悪いとした。

  銃殺に処せられたのは、その悪い証拠である。悪くなければ、銃殺などに処せられる道理がないではないか。

  一方、城内の輿論は、あまり香しくなかった。彼らの多くは不満であった。銃殺は首切りほど面白くない、というのだ。

  しかも、なんと間の抜けた死刑囚ではないか。あんなに長いあいだ引き廻されていながら、

  歌ひとつうたえないなんて、ついて廻っただけ歩き損だった、というのであった。

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