《千与千寻》日文剧本(五)
ハク様 橋の所へおいで。お父さんとお母さんに会わせてあげる。
部屋を抜け出す千。
千 靴がない。
……あ。ありがとう。
ススワタリに手を振る千。
橋の上でカオナシに会う。
ハク様 おいで。
花の間を通り畜舎へ。
千 ……おとうさんおかあさん、私よ!……せ、千よ!おかあさん、おとうさん!
病気かな、ケガしてる?
ハク様 いや。おなかが一杯で寝ているんだよ。人間だったことは今は忘れている。
千 うっ……くっ……おとうさんおかあさん、きっと助けてあげるから、あんまり太っちゃだめだよ、食べられちゃうからね!!
垣根の下でうずくまる千。ハクが服を渡す。
ハク様 これは隠しておきな。
千 あっ!……捨てられたかと思ってた。
ハク様 帰るときにいるだろう?
千 これ、お別れにもらったカード。ちひろ?……千尋って……私の名だわ!
ハク様 湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。
千 私、もう取られかけてた。千になりかけてたもん。
ハク様 名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ。私はどうしても思い出せないんだ。
千 ハクの本当の名前?
ハク様 でも不思議だね。千尋のことは覚えていた。
お食べ、ご飯を食べてなかったろ?
千 食べたくない……
ハク様 千尋の元気が出るように呪い(まじない)をかけて作ったんだ。お食べ。
千 ……ん……ん、んっ………うわぁああーー、わぁああーーー、あぁああーーん……
ハク様 つらかったろう。さ、お食べ。
千 ひっく……うぁあーーん……
ハク様 一人で戻れるね?
千 うん。ハクありがとう、私がんばるね。
ハク様 うん。
帰り際、空に昇る白い竜を見つける。
千 わぁっ。
釜爺が水を飲みに起き、寝ている千を見つける。座布団を掛けてやる。
湯婆婆が戻ってくる。
リン どこ行ってたんだよ。心配してたんだぞ。
千 ごめんなさい。
名札を掛けるのに手間取る千。
湯女 じゃまだねぇ。
リン 千、もっと力はいんないの?
兄役 リンと千、今日から大湯番だ。
リン えぇーっ、あれは蛙の仕事だろ!
兄役 上役の命令だ。骨身を惜しむなよ。
水を捨てに来る千。外に立っているカオナシを見つける。
千 あの、そこ濡れませんか?
リン 千、早くしろよ!
千 はーーい。……ここ、開けときますね。
湯女 リン、大湯だって?
リン ほっとけ!
リン ひでぇ、ずーっと洗ってないぞ。
転ぶ千。
千 うわっ!……あーっ。
リン ここの風呂はさ、汚しのお客専門なんだよ。うー、こびりついてて取れやしねえ。
兄役 リン、千。一番客が来ちまうぞ。
リン はーーい今すぐ!チッ、下いびりしやがって。
一回 薬湯入れなきゃダメだ。千、番台行って札もらってきな。
千 札?……うわっ!
リン 薬湯の札だよ!
千 はぁーい。……リンさん、番台ってなに?
湯婆婆 ん?…なんだろうね。なんか来たね。
雨に紛れてろくでもないものが紛れ込んだかな?
街を進んでくるオクサレさま。
番台蛙 そんなもったいないことが出来るか!……おはようございます!良くお休みになられましたか!
湯女 春日様。
番台蛙 はい、硫黄の上!……いつまでいたって同じだ、戻れ戻れ!手でこすればいいんだ!
おはようございます!……手を使え手を!
千 でも、あの、薬湯じゃないとダメだそうです。
番台蛙 わからんやつだな……あっ、ヨモギ湯ですね。どーぞごゆっくり……
千 あっ……
背後にカオナシを見つけて会釈する千。
番台蛙 んん?
リリリリリ
番台蛙 はい番台です!…あっ、……うわっ!?
千 あっ!ありがとうございます!!
番台蛙 あー、違う!こら待て、おい!
湯婆婆 どしたんだい!?
番台蛙 い、いえ、なんでもありません。
湯婆婆 なにか入り込んでるよ。
番台蛙 人間ですか。
湯婆婆 それを調べるんだ。今日はハクがいないからね。
リン へぇーずいぶんいいのくれたじゃん。
これがさ、釜爺のとこへ行くんだ。混んでないからすぐ来るよきっと。
これを引けばお湯が出る。やってみな。
千 うわっ!……
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