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芥川龍之介:薔薇(日语阅读)

2006-7-11 22:25 芥川龍之介 

  すがれたる薔薇(さうび)をまきておくるこそふさはしからむ恋の逮夜は

  香料をふりそゝぎたるふし床より恋の柩にしくものはなし

  にほひよき絹の小枕(クツサン)薔薇色の羽ねぶとんもてきづかれし墓

  夜あくれば行路の人となりぬべきわれらぞさはな泣きそ女よ

  其夜より娼婦の如くなまめける人となりしをいとふのみかは

  わが足に膏(あぶら)そゝがむ人もがなそを黒髪にぬぐふ子もがな(寺院にて三首)

  ほのぐらきわがたましひの黄昏をかすかにともる黄蝋もあり

  うなだれて白夜の市をあゆむ時聖金曜の鐘のなる時

  ほのかなる麝香(じやかう)の風のわれにふく紅燈集の中の国より

  かりそめの涙なれどもよりそひて泣けばぞ恋のごとくかなしき

  うす黄なる寝台の幕のものうくもゆらげるまゝに秋は来にけむ

  薔薇よさはにほひな出でそあかつきの薄らあかりに泣く女あり

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